0797-23-2650
〒659-0021 兵庫県芦屋市春日町1-17
吹き抜けがなくても空間の豊かなLDKをつくる方法
吹き抜けはうまく設計すればとても魅力的です。
LDKに大きな吹き抜けなどがあり素晴らしい空間になれば、機能的な必要がなくても、おのずと家族がLDKに集まってくる事が、私の調査で明らかになっています。
魅力的なLDKは、家族を仲良くさせる役割も果たしてくれるという事です。
さて、魅力的なLDKをつくるのに役立つ吹き抜けですが、問題はコストです。
20畳(10坪)のLDKの建設費は、坪60万円として600万円になります。
吹き抜けは、普通の建設費の1/2のコストがかかりますから、LDK全体を吹き抜けにすると、10坪X60万円X1/2=300万円という事になります。
総予算を2,000万円に想定すると、300万円は大きいですね。
お金の事を考えると、ご自分の住宅では大きな吹き抜けのあるLDKはつくりにくいのです。
しかし、あきらめる事はありません。
吹き抜けをつくらなくても、LDKの天井を最大限高くすれば良いのです。
一般に木造住宅のLDKの天井高は2.3〜2.4mです。
しかし1階の床と2階の床との高さの差は3mぐらいあります。
LDKの天井を最大限に高くし、2階の床から5cmぐらい下がったところに天井をつくれば、天井高差は2.9〜2.95mになります。
普通の天井より、50〜60cmも天井が高くなり、吹き抜けには及びませんが、開放感や空間の豊かさは相当なものになります。
にもかかわらず、建設費はほとんど変わらないのです。
気をつけないといけないのは、梁が見えてきますので、そのデザインをきちんとする事です。
910mmピッチぐらいで梁が整列しますので、梁の高さをそろえる事、無骨な建築金物が見えないように配慮する事などが必要です。
台所で裸火を使う場合は、構造材である梁をむき出しにはできませんので、プラスターボードなどで覆い、防火処理をする必要も生じます。
天井に梁がずらりと並ぶ空間は魅力的なものです。
日本や西洋の民家を思い出していただければと思います。
現在の住宅に多い、平坦なつるっとした平べったい天井ではなく、陰影のあるとても高い天井は、とても魅力的なものです。
お家をつくられる場合は、ぜひそのようなLDKづくりにトライアルしてみてください。
下の図は、芦屋でつくった友人の家のLDKのパースです。
梁の影響もあり、天井の高さがどれほどあるのかわかりませんが、3m近い天井高になっています。
白い壁と、気の梁や床、木製建具と、天然素材の雰囲気に囲まれた、落ち着いたしつらえになっています。
○●————————————-●○ 生活空間研究所 電話番号 0797-23-2650 住所 〒659-0021 兵庫県芦屋市春日町1-17
大阪、神戸、京都、滋賀、奈良、 和歌山の新築、住宅設計のことなら 一級建築士事務所 生活空間研究所へ ○●————————————-●○
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吹き抜けはうまく設計すればとても魅力的です。
LDKに大きな吹き抜けなどがあり素晴らしい空間になれば、機能的な必要がなくても、おのずと家族がLDKに集まってくる事が、私の調査で明らかになっています。
魅力的なLDKは、家族を仲良くさせる役割も果たしてくれるという事です。
さて、魅力的なLDKをつくるのに役立つ吹き抜けですが、問題はコストです。
20畳(10坪)のLDKの建設費は、坪60万円として600万円になります。
吹き抜けは、普通の建設費の1/2のコストがかかりますから、LDK全体を吹き抜けにすると、10坪X60万円X1/2=300万円という事になります。
総予算を2,000万円に想定すると、300万円は大きいですね。
お金の事を考えると、ご自分の住宅では大きな吹き抜けのあるLDKはつくりにくいのです。
しかし、あきらめる事はありません。
吹き抜けをつくらなくても、LDKの天井を最大限高くすれば良いのです。
一般に木造住宅のLDKの天井高は2.3〜2.4mです。
しかし1階の床と2階の床との高さの差は3mぐらいあります。
LDKの天井を最大限に高くし、2階の床から5cmぐらい下がったところに天井をつくれば、天井高差は2.9〜2.95mになります。
普通の天井より、50〜60cmも天井が高くなり、吹き抜けには及びませんが、開放感や空間の豊かさは相当なものになります。
にもかかわらず、建設費はほとんど変わらないのです。
気をつけないといけないのは、梁が見えてきますので、そのデザインをきちんとする事です。
910mmピッチぐらいで梁が整列しますので、梁の高さをそろえる事、無骨な建築金物が見えないように配慮する事などが必要です。
台所で裸火を使う場合は、構造材である梁をむき出しにはできませんので、プラスターボードなどで覆い、防火処理をする必要も生じます。
天井に梁がずらりと並ぶ空間は魅力的なものです。
日本や西洋の民家を思い出していただければと思います。
現在の住宅に多い、平坦なつるっとした平べったい天井ではなく、陰影のあるとても高い天井は、とても魅力的なものです。
お家をつくられる場合は、ぜひそのようなLDKづくりにトライアルしてみてください。
下の図は、芦屋でつくった友人の家のLDKのパースです。
梁の影響もあり、天井の高さがどれほどあるのかわかりませんが、3m近い天井高になっています。
白い壁と、気の梁や床、木製建具と、天然素材の雰囲気に囲まれた、落ち着いたしつらえになっています。
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