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高齢者が安心して暮らすためにも住まいの「なじみやすさ」は重要
住まいの「なじみやすさ」を前号とは異なる角度から考えてみます。例えば高齢者が住み慣れた家を離れて、子供夫婦と暮らすことになるような事例は、世間一般でよくあることです。最近は日本の家は広く立派になり、高齢者用の部屋もそれなりの質で確保されることが多いと思われます。しかし、住み慣れた家を離れ、子供と同居した高齢者は体調を崩すことが多いともいわれています。これはそれまでの住みなれた生活環境が一変したことに起因すると考えられるでしょう。遠い土地に転居すればそれまで築いてきた人間関係・友人関係から切り離されることになり、人間関係的アメニティを大幅に損なうことになります。それとともに生活環境が変わってもう一つ大きな問題になるのは、空間のなじみやすさ・アイデンティティの問題です。高齢者は生活のスタイルがある程度完成・固定化しており、若い人のように生活空間の大きな変化について行くのは精神的に大きな負担になります。それまでの生活環境・空間をその高齢者が気に入っているのであれば、精神や感情の安定という面では、それまでの環境・空間を継続する、すなわちなじみやすくアイデンティティのある文化的環境や空間の継続が一番望ましいことになります。このようになじみやすさやアイデンティティは、精神的・文化的アメニティの中でも大きい比重を占めているといえます。
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住まいの「なじみやすさ」を前号とは異なる角度から考えてみます。例えば高齢者が住み慣れた家を離れて、子供夫婦と暮らすことになるような事例は、世間一般でよくあることです。最近は日本の家は広く立派になり、高齢者用の部屋もそれなりの質で確保されることが多いと思われます。しかし、住み慣れた家を離れ、子供と同居した高齢者は体調を崩すことが多いともいわれています。これはそれまでの住みなれた生活環境が一変したことに起因すると考えられるでしょう。遠い土地に転居すればそれまで築いてきた人間関係・友人関係から切り離されることになり、人間関係的アメニティを大幅に損なうことになります。それとともに生活環境が変わってもう一つ大きな問題になるのは、空間のなじみやすさ・アイデンティティの問題です。高齢者は生活のスタイルがある程度完成・固定化しており、若い人のように生活空間の大きな変化について行くのは精神的に大きな負担になります。それまでの生活環境・空間をその高齢者が気に入っているのであれば、精神や感情の安定という面では、それまでの環境・空間を継続する、すなわちなじみやすくアイデンティティのある文化的環境や空間の継続が一番望ましいことになります。このようになじみやすさやアイデンティティは、精神的・文化的アメニティの中でも大きい比重を占めているといえます。
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